「和室」の新たなご提案

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今回は、「畳表」の新たなご提案をさせて頂きます。

皆様、「花茣蓙」をご存知でしょうか?

「花茣蓙」は福岡県柳川市周辺で作られているもので、「いぐさ」を自然由来の顔料で染めたものを、模様に合わせて差し込んで作られる畳表です。

主に「上敷きござ」として使われる事が多いんです。

「こんなにきれいな模様等があるなら畳に使えないか…?」と思い、今回二つの部屋に施工いたしました。

①青流備表×吉兆(花茣蓙)

八畳間の真ん中二枚を花茣蓙「吉兆」を使用。周りの六枚は「青流備表(小目)」を使用致しました。

花茣蓙「吉兆」

「掛川織」といわれる花茣蓙伝統の織りで作られています。山の部分が広いので、触り心地が滑らかです🎵

青流備表

周りに敷いてある畳表は「青流備表」です。

本来は「龍鬢表」という床の間等に使用する畳表です。

「龍鬢表」はい草を退色(黄色)させたものを織るのですが、これは退色させてないい草で特別に織って貰ったものです🎵

通常の畳表より目の幅が大きいので、さわり心地がマイルドで気持ち良いです😄

「和」の雰囲気を残しつつ、アレンジが欲しいな…という方にオススメの組み合わせです。

花茣蓙「キリム」

こちらは、通常の畳の真ん中に「花茣蓙」を使用したものです。

染色した「い草」を、模様になるように織ったものです。

アップしてみるとい草であるのが分かります。

見た目「カーペットみたい‼️」と驚く方も多い位なので、和室のイメージがガラリと変わります❇️

周りは普通の畳(額縁)、真ん中を花茣蓙(絵)にすることで、「アート作品」を見ている感じになります😄

花茣蓙は通常の畳に比べると耐久性が劣るので、普段から使用するお部屋にはあまりオススメできませんが、客室等で使用するのにオススメです😄

色々な柄があるので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。

両方(特に一つ目の方)とも、他ではあまりやっていない施工法方です🎵もし気になった方は、お気軽にお問い合わせくださいね😉👍️

WRITER この記事の著者:加藤智与志

加藤 智与志

横浜市港南区に昭和23年創業。有限会社加藤畳店の三代目「ともよし」です。 「畳を替えて良かった」と喜んでいただけるように、日々邁進しております。 一級技能士(畳製作)、神奈川県職業指導員免許、神奈川県ものづくりマイスター、住宅健康アドバイザー等の資格を取得。第53回神奈川県技能コンクールで神奈川県知事賞(金賞取得)受賞。 趣味は運動(スポーツクラブやCROSSFIT)、旅行です