和室三部屋の表替え工事をさせて頂きました。
先輩の畳屋さんが廃業されたとの事で、今回は引き継ぐ形で施工させて頂く事に。その分責任も重大です💦

見本の中からお選び戴いたのは、お見積の際「観て貰うだけでも…」と出した最高級品の畳表でした。
「畳表なんて大して変わらないでしょ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、実際に観て、触ってもらうときめ細かさ・厚み等が全く違うのが解ります。
これが、耐久性の差に繋がります。
下級品と最高級品とでは、対応年数(寿命)が3倍~4倍違うんです‼️
…その分、次の畳替えご依頼の期間が長くなるのが畳屋泣かせになるのですが…(笑)

2階は小嶋新吾さんの畳表(推奨品:優)を使用しました。
何度も「農林水産大臣賞」を取っている農家さんの一人です。
蒼くきめ細かく織られているのが特徴です。

一目みただけで違いが解る逸品❇️光に当たると艶やかな輝きが際立ちます。


一階二部屋は上本修久さんの本間畳表(推奨品:優)を使用しました。

私より一つ先輩ですが、山の部分が綺麗に盛り上がっていて際経つ畳表です。



更に京間用の畳表なので、京間より小さい関東間だと、より中の部分を使用するという贅沢な使い方なんです。
畳縁は大宮縁・ランNo.124パープルをお選び頂きました。

麻糸と綿糸を組み合わせて織られた畳縁は上品さを引き立たせてくれます❇️
仕上がった和室に入ると「クッション性も違うねぇ✨」とお客様。
クッション性も明らかに変わるのも最高級品の特徴の一つです😄
確かに初期投資は高いのですが、今では10年も15年も使用するお客様も沢山いらっしゃいます。
しかし、畳も床材です。長い間直接肌に触れて使用するからこそ、耐久性・使い心地・安心性を優先して選ばれる方が長い目でみると得になると思っています。
お客様に喜んで頂き、私たちも嬉しい限りです。この度は当店をご用命頂きありがとうございました‼️