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南区のお客様の表替え工事でした。

20年振りに替えられるというお客様。

「変わった畳表を付けてみたい」

との事で、今回は上本修一さんの「無染土畳表(麻綿W糸表)」と大宮縁「暮四季Ⅲ No.310」の組み合わせをお選び戴きました。

通常の畳表は、刈り取りの後、泥染めをします。
これによって、均一の色合いと、化学反応で畳独特の香りになります。

一方、「無染土畳表」は泥染めをしていない、「藺草」そのものを使用します。

ですので…

①藺草本来の甘い香りが漂います。
②藺草の色そのものなので、変色している草等を、より厳しく選別します。
③泥染めをしていなく、細いままなので、通常より多くの本数のい草を使用します。

結果…、同じランクの畳表と比べても綺麗な畳表になります❇️

また、染土が付いてないので、初期のお手入れが楽、埃アレルギーの方等にも使用できる…等の利点もあります🎵

上本さんは、土壌に与える肥料も、ヨーグルト等の普段食べている素材等を使って創っている、拘り農家さんの1人です❇️

仕上がりも艶のある畳表になります。

今回、畳表がより蒼いので、普段はグリーンが出る畳縁も、馴染んでいました🎵

収まった畳に、お客様にもお喜び頂けました。

この度は当店を御用命頂きありがとうございました‼️

WRITER この記事の著者:加藤智与志

加藤 智与志

横浜市港南区に昭和23年創業。有限会社加藤畳店の三代目「ともよし」です。 「畳を替えて良かった」と喜んでいただけるように、日々邁進しております。 一級技能士(畳製作)、神奈川県職業指導員免許、神奈川県ものづくりマイスター、住宅健康アドバイザー等の資格を取得。第53回神奈川県技能コンクールで神奈川県知事賞(金賞取得)受賞。 趣味は運動(スポーツクラブやCROSSFIT)、旅行です