和室には欠かせない「畳」。畳の上に座ったり寝転んだりすると気持ちが落ち着きませんか?畳には様々な機能を持ち合わせています。









畳表や畳床は「呼吸」をしています。梅雨時期など多湿時には室内の水分を「吸収」し、逆に乾燥時は水分を「放出」して、室内を快適な環境に調整してくれます。6畳間のワラ床+畳表の場合、約3リットルの水分を吸収してくれます。

これは畳表の内部はスポンジの様な構造をしており、これが水分を吸い取ってくれるのです。

また、ホルムアルデヒド等の窒素化合物も吸収しくれる効果も期待されています。畳は天然の「空気清浄器」とも言えます。

ただ、年数と共に、効果はだんだん衰えていきます。





防音効果





ワラの畳床は、ワラを縦横に何層も重ね、40p位に積み上げたものを5〜5.5pに圧縮して作られたものなので、弾力が生まれます。また吸音効果もあり、振動も和らげてくれます。建材床でもワラ床と同様の防音効果があります。フローリングより遮音性に優れています。




集中力アップ



熊本で実際に中学生を対象に算数の問題を解く実験が行われました。
「い草畳表使用の畳の部屋」と「会議室」で問題を解いてもらった結果、畳のある部屋の方が10問程度正解数多く、実験後のアンケートにも「畳の部屋」の方が良かったとの回答がありました。
この結果、会議室では落ち着かなかったが、い草使用の畳の部屋では10分程度で静かになったそうです。
畳の部屋は心を落ち着かせてくれます。






抗菌効果



い草は水虫菌の他、大腸菌O157やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌などに対する抗菌効果も認められています。い草は水虫菌の他、大腸菌O157やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、レジオネラ菌などに対する抗菌作用も認められています。

〇い草の抗菌作用が認められたもの
1) サルモネラ菌(食中毒細菌)2) 腸管出血性大腸菌O157(食中毒細菌)3) 腸管出血性大腸菌O111(食中毒細菌)4) ミクロコツカス菌(腐敗細菌)5) 黄色ブドウ球菌(食中毒細菌)6) 腸管出血性大腸菌O26(食中毒細菌)7) パチルス菌(腐敗細菌)








そして…「かほり」。癒しの効果



なんといっても、い草の「かほり」。畳替えをした時の部屋いっぱいに広がる香りは心を癒してくれます。い草には「バニリン」という成分が含まれています。これはバニラエッセンスと同じ成分でアロマ効果もあります。また、目にも優しく、畳を替えた時の緑、色が変わった黄金色は天然色で、眼にも癒しを与えます。

畳の部屋でゴロンと寝転んでみてください。きっと五感が癒しを感じて、落ち着いた気持ちにさせてくれる事でしょう。




・・・と「畳」は子供にとっても、大人にとっても、日本の気候に合った、高機能の製品なのが解っていただけたと思います。